欄間の龍

この山門は江戸時代中期の建築で、市指定の有形文化財です。欄間に掘ってある龍は名工「左甚五郎」の作と伝えられるものです。
この山門について、次のような伝説があります。
”この龍はもと見沼にすんでいて作物を荒らしていたので、東照宮造営が終わり日光から帰る途中の左甚五郎に龍を彫ってもらい、釘付けにして門に納めた”
というものです。また、
         ”棺を担いでこの門をくぐり抜けると、龍に中身を喰われ軽くなる”
という伝説を持っています。

左甚五郎
生没年不詳です。江戸初期の大工で彫物師です。播州明石に生まれました。姓は伊丹、名は利勝といいます。京都で禁裏大工与平次について修業した後、江戸に出て徳川家の愛顧を受けたと伝えられます。京都方広寺の鐘楼、日光東照宮、東京・芝の台徳院廟、上野寛永寺の造営などに携わり、建築彫刻に妙技を振るい、名声を得たといわれます。日光東照宮の”眠猫”をはじめ、各地にその作と称するものが伝えられていますが、その高名は講談により広く流布したものです。彫刻を多用する近世社寺建築を生み出した大工像の典型の1人ですが、実在したか否かはさだかではありません。
市指定天然記念物 センダンバノボダイジュ
ボダイジュ
シナノキ科の落葉高木です。幹は灰褐色、小枝は細毛が密生します。葉は互生し、ゆがんだ三角状卵形で、長さ5〜10p。先はとがり、基部は斜めの切形または浅い心臓形で、縁には鋭い鋸歯があります。裏面と葉柄に灰白色の細星毛が密生します。6〜7月、葉腋から下向きに長い柄のある散房状の集散花序を出します。柄には狭いへら形の包葉が1枚あります。花は小さく淡黄色で香りが高く、シナノキの香りに似ています。中国原産で、寺院などによく植えられます。
市指定有形文化財
      阿弥陀一尊種字板石塔婆

石塔婆
供養のために立てる、上部を塔形にした細長い板の事です。梵字・経文などを記します。
これは阿弥陀如来をあらわす梵字が彫られており、大変大きいものです。

参考文献 埼玉県掲示板・小学館スーパーニッポニカ・広辞苑


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