複数のPCを使っているとデータのやりとり等が面倒になります。そんなときは何と言ってもLANがお勧めです。ダイアルアップもプリンタも共有できます。
OSはWindows2000、Me(98だった)、95で組んでいます。全部異なったOSなので、参考にしていただければ幸いです。
なお、HUBを使用しスター接続型で、10BASE−Tです。100BASE−TXでも、基本的には同じです。ピアトゥピアでもHUBの使用をお勧めします。クロスケープルはトラブルが多いようです。

・必要なもの

EtherNetCard 
10BASE−T PCI 

EtherNetCard
10BASE−T PCカード

EtherNetCard
10BASE−T PCカード

8Port HUB

 

ダイアルアップの共有

ネットワークカードのIPアドレスはクラスCです。2000では”ダイアルアップを共有する”と設定すると"192.168.0.1"のクラスCのIPアドレスが割り当てられます。 2000は簡易DHCPサーバーとして働きますのでMe(98)、95はIPアドレスを自動的に取得に設定します。クラスCのIPアドレスを指定すると共有できません。

ネットワーク共有サービス

ネットワークの設定でこのサービスをインストールしてファイルとプリンタを共有するにチェックします。そのあと共有したいドライブのプロパティから共有するをチェックし、ドライブは識別しやすい名前を割り振ります。このときフルアクセスか、リードオンリーかあるいはネットワークフォルダを指定するか必要に応じて選びます。これで、ファイルが共有できるようになります。

ファイアウォールとの関係
家庭内LANでも、セキュリティ問題は無視できません。従って我が家でもパーソナルファイアウォールを設定しています。このときにネットワーク共有サービスをどうするかが問題になってきます。すなわちプロトコルをどうするかです。TCP/IPのみの場合はファイアウォールを通過できるように設定しなければなりません。しかしNetBIOSを使うとデフォルトでファイルおよびプリンタが共有できます。こうしておいて、あとはダイアルアップ共有できるように設定すればOKです。ブロードバンドが目の前に来ている時代、ルーターとファイアウォールはどうしても必要でしょう。

次にプリンタの共有
2000を使用している方は少々注意が必要かもしれません。
プリンタのプロパティから共有したいプリンタを選び、共有するをチェックします。同じOS同士の時はこれで終わりですが、異なるOSの場合は共有したいOSのプリンタドライバをインストールしなければなりません。2000では98(95)にチェックをいれると2000サーバーのCD−ROMをいれてくださいとメッセージが出ますが、98のドライバがほしいわけですので、98用のドライバを指定すると2000にドライバがインストールされます。つまり2000サーバーのCD−ROMは必要ないわけです。Meでもきちんと動きます。
こうして、無事にLANが構築出来ました。最後にMe(98)は通常のログオンで、WorkGroupにはいれますが、95はパスワードをかけてログオンしないとWorkGroupにはいれませんのでご注意を。

WindowsXP Pro

Windows98

Windows2000

WindowsXP Home