夏場のちび太、冬場のちび太

ジャンガリアンハムスターはカザフスタン東部からシベリア南西部の砂漠出身です。穴を掘ってそこで、暮らしているので、以外に暑さに弱い生き物です。
夜行性で、昼間の暑いときは穴の中で寝ています。1m近く下に巣穴があるので、中はあまり気温が上がりません。
反対に砂漠の夜はかなり寒くなります。ですから、野生のジャンハムは冬に冬眠することがあります。しかし、リスのように冬眠を誘発する物質が体内にないので、疑似冬眠です。ジャンハムにとって冬眠は非常に危険なわけです。
さて、暑さや寒さの対策ですが。

夏の暑さ対策に必要なもの

短い時間だったら、保冷材を使います。これを写真のようにケージの下と上に置きます。タオルを巻いてあるのは、水滴がついて、落ちてしまうのを防ぐためです。これだけでもずいぶん違います。でも、その日によりますが、2〜3時間位ですね。
もっと暑い日はエアコンを入れるしかありません。でもねぇ。電気代がかさみます。7、8月は他の月の2倍になります。本当は気温の変化に弱いので、24時間つけっぱなしが望ましいのです。高温多湿の季節ではこれが一番いいわけです。

冬の寒さ対策”冬眠させないことが大事です”

冬場は”ちびのしん”用のホットカーペットが主な暖房です。これは台所用の小さいもので、価格も安いので、おすすめです。ペット用は防水対策やかじっても安心なように作ってありますので、価格が張ります
でも、ジャンハムの場合はゲージごとのせますので、これで十分です。
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ホットカーペットの上はおくときの注意ですが、半分だけのせるのが”こつ”です。このとき高さを合わせるために雑誌などを敷きます。
これは、全面をのせてしまうと暑すぎたときに逃げ場がなくなるからです。こうすると温度に合わせて自分で移動します。
素材も多めに入れます。自分で、体のまわりに集めます。 暑すぎると思うと、まわりに素材を集めません。くれぐれも冬眠させないように。

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